不動産実務検定ブログ
2021/10/06
『法人化するなら合同会社と株式会社どっちがお得？ 第２回』 ＜全５回＞
みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です！
前回より全５回シリーズお伝えしております、
『法人化するなら合同会社と株式会社どっちがお得？』
▼ 第１回
https://www.j-rec.or.jp/blog/546
第２回目の今回も
ぜひ、最後までお付き合いください♪
今回からは、
株式会社と合同会社の違いについて
ご説明していきたいと思います。
まず、合同会社は
Limited Liability Company（有限責任会社）
よく「LLC」と言われます。
株式会社も有限責任会社になるのですが、
「有限責任」
この反対には
「無限責任」
というのがあります。
むかし、合資・合名会社が
無限責任会社と言われていたんです。
この「有限責任」と「無限責任」の
違いは何かというと、
会社がもし損失を受けたときに
・代表がその損失を被らなきゃいけない
・連帯で保証しなきゃいけない
というのが「無限責任会社」なんです。
「有限責任会社」というのは、
自分の出資の範囲でといいますか
会社の損失と代表の責任というものが
切り離されているイメージ
なんです。
なので、会社でもしお金を借りて
その事業がうまくいかなくて潰れた場合、
個人の代表や取締役は責任を負わなくていい
ということなんです。
例えば、銀行からお金を借りる時に会社の代表も
連帯保証みたいなものがありますので、
実態としては、
個人の取締役だったり役員が
責任を負わされる形になるのが実態です。
国としては、
会社がお金を借りる時に
代表の連帯保証をとるなみたいな事はありますが、
運用としては、
未だに連帯保証に個人のオーナー経営者が
入らされるというのが実態になると思います。
「有限責任会社」
「無限責任会社」
今では、
株式会社とLLCについては
有限責任会社
ということで、
基本的には、
・会社の責任
・オーナーの責任
・代表取締役の責任
とは、切り離されていると考えて下さい。
今回はここまでです。
次回もお楽しみに♪
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一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 横山千穂
