不動産実務検定ブログ

2022/07/28

『原状回復工事の裏事情』<後編>

こんにちは。
神奈川支部の工藤一善です。

本日は、前回よりお送りしております

内装工事において一番頻度が多いと思われる、
クロス張替えについて、

基本的な材料の選び方と、
多くのメーカーからリリースされている機能性クロス

についてお伝えしたいと思います。

今まで入居者クレームでクロスが剥がれている等の
申し出はありますが、

壁面の下地について言われたことはありません。

管理会社さん経由の原状回復工事においては、
特に指定がない場合はどの業者さんも

基本的に下地の影響を受けないタイプの
材料を使用していると思います。

大家さんから直接仕事を請ける場合は、
クロス材の指定や選定の相談をされるケースも多く、

上記のことは必ずお伝えしたうえで、

大家さんの意向と現場の状況を
吟味にて材料選びを行います。

読者の大家さんで、ご自分でクロス材を選定した時に、

下地の件をしっかりと伝えてくれる業者さんなら、
安心してお付き合いできるのでないでしょうか。

天井のクロスも同じく下地を拾いますが、
天井を高く・広く圧迫感がないように

見せるために壁面と同じ材料か、
壁面より明るい白系の材料を選ぶのが基本です。

カラートーンの基本

和室や洗面・トイレ以外で使われる、
クロス材には基本的に3つの系統はあります。

「白系」
「イエローベース系」
「ブルーベース系」

の3種類です。

白系はそのままですが白無地の材料です。

デコボコの風合いで
いろいろな種類を選びことができますが、

白色自体の濃淡の違いもあるので、

人によってはあまりにも白すぎるクロス材は
病院みたいでいやだと言う方もいます。

イエローベース系は
白地に茶色系の点々があるイメージです。
白地の部分も、どちらかと言えば薄く

イエロー系の色目が入っています。

住居系はイエローベール系の材料が
使われることが多いと思います。

陽当たりの悪い部屋を、
少しでも暖かく見せたりする効果があったりもします。

ブルーベース系は
白地にグレー系やブルー系の点々があるイメージです。

白地の部分はうっすらと青みがかって見えるイメージです。

事務所などは比較的ブルーベースを
使用しているケースが多くあります。

室内が広く見える効果があるので、
狭い1Rなどにも適しています。


このように色味をかえることでみえかたなども
変わっていきます。

皆様のお部屋・物件はどのようにしたいのか
一度想像してみてほしいです。


何か皆様のお役にたてると嬉しいです。




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🌟J-REC  神奈川支部 工藤一善 講師
https://www.j-rec.or.jp/koushi/show/54

 

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