不動産実務検定ブログ

2025/09/12

『住宅ローン繰り上げ返済について』<第3回>

みなさん、こんにちは!
J-REC事務局の平野です。


前回のブログ
<第1回><第2回>


では一体金利が
何パーセントになったら


繰り上げ返済をした方がいいのか
ということになりますが


これはお金をどう使うと
効果的に増やせるかという
視点から
考える必要があります。


どういうことかというと
繰り上げ返済による金利削減の効果と


繰り上げ返済をせずに
資産運用で増やせる


お金を比較して
考えるということです。


例えば金利が上がったといっても
まだ1%程度です。


500万円の手持ち資金を
繰り上げ返済に使ったとしても
年間5万円程度しか節約できません。


一方で繰り上げ返済をせずに
投資信託などで年率3%程度で
運用できれば15万円増やせます。


つまり繰り上げ返済をせずに
資産運用をすれば差し引き2%


10万円の手持ち資金が
増えるということになります。


逆に金利が4%にまで
上がってしまった場合には


運用できる利回り3%よりも
支払い利息の方が多くなってしまうので


その場合には繰り上げ返済した方が
得という判断ができるわけです。


つまり金利が何パーセントになったら
繰り上げ返済すべきかというのは


変動金利の金利水準と資産運用の
利回りを比較して考えるということです。


例えば運用利回りが今3%であれば
変動金利が3%を超えてくるレベルと


さらに住宅ローン控除とか
団信のメリットを考慮した上で


最終的に繰り上げ返済を
すべきかどうかを


考えていく方が合理的
ということになります。


ただ運用利回りは人によって
期待値が違いますし


何で運用するかによっても
利回りは違います。


客観的・合理的に判断する
必要があると思います。


そこでインデックス投資の
運用利回りを参考するのがおすすめです。


いま手持ち資金を
減らしたくないという方、


住宅ローン控除の恩恵を
受け続けていきたいという方、


繰り上げ返済の資金を
借入金利以上で


運用できる自信のある方は
繰り上げ返済はしない方が得ということです。


ただ当然、今
後の金利動向については


常にウォッチしておく
必要があります。


例えば変動金利の
住宅ローンについては


半年に1回金利の
明細書が届きますので


半年ごとの金利動向は
どうなっているかはしっかり
チェックしておく必要があります。


日銀の政策金利が
どうなっていくかは


常にニュース等で
キャッチアップしておく
必要があると思います。


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