不動産実務検定ブログ

2021/01/25

『住宅ローン満額借りちゃダメ!』<前編>



みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です!


今回のテーマは、

 

『住宅ローン満額借りちゃダメ!』



です。


前編後編に分けて
全2回シリーズでお送りします!


なお、今回のテーマは持ち家派か賃貸派かを議論するのではなく、
実際にマイホームを買うときの話になります。


せっかく夢のマイホームを買って
不幸になることだけは避けたいですよね。


今、住宅ローンは史上最高の低金利で、
その金利は0.5%前後とただみたいな金利で35年間も借りれますし、


しかも、住宅ローン減税が延長されて13年間もあるので
実質13年間は金利0負担で買えちゃうんです。


なので、今のうちに住宅ローンを借りるだけ借りて
家を買った方が得だ!ということで


非常に多くの人が限界まで住宅ローンを使って、
マイホームを購入しようとしていると思われます。


でも、本当に住宅ローンをMAXで借りてしまっても
大丈夫なのでしょうか?


35年間ちゃんと返していけるのでしょうか?


今はコロナの影響でボーナスが減っているところも多く、
給料も減ってしまって住宅ローンがきつくなっているという人も
多いんじゃないかと思います。


なので、具体的に住宅ローンをMAXで借りてしまったら
どうなってしまうのかを考えていきたいと思います。


そして、住宅ローンを借りる場合は将来をどのように考えて、
どれくらいのレベルに住宅ローンを抑えていけば安全なのかを
検証していきたいと思います。


今回のブログを読んでいただければ、


自分が家を買う場合収入に対して
住宅ローンはどれぐらいのレベルに抑えておくのがいいのか


どうすればライフスタイルの変化に対応できる
家の買い方ができるのか具体的にわかるようになりますので


ぜひ、最後までご覧ください!


それではまず最初に持ち家購入者の基本統計を
理解するところから始めたいと思います。


皆さんは、今の日本のモチーフ比率は
何%かご存知でしょうか。


総務省統計局のモチーフ比率調査によると
これはもうずっと昔から持ち比率は全世帯の60%前後で

 

残りの40%前後が賃貸になっているんです。



では、次に年収階層別にそれぞれどれぐらいの
モチーフになっているのかというと


全世帯平均の6割以上のモチーフ率になってくるのは
年収300万円から400万円の世帯で62%になっていて


年収が高くなればなるほど、
持ち家比率は高くなっていきます。


そして、年収2,000万円を超えてくると
約9割の人が持ち家なんです。


じゃあ、次に日本の年収ごとの世帯の分布は
どうなっているのか見ていきましょう。


一番多い世帯は年収200万円から300万円で13.7%、
年収2,000万円以上の世帯は1.2%になっています。


そして全世帯の平均年収は552万円なんですが、
これは年収の高い人が全体の平均値を押し上げてしまっているので

 

中央値を取るとその平均は437万円となっているんです。



このように見ていくと
持ち家比率が7割前後の年収400万円から年収700万円の世帯が


分譲住宅のマーケットを支える
ボリュームゾーンになっていると言えます。


そして、最近は住宅ローンの金利が
0.5%前後の史上最低金利で、


なおかつ住宅ローン減税もあって
実質13年間金利負担ゼロで住宅ローンが使えるので


『住宅ローンをめいいっぱい借りて
 マイホームを買った方が得ですよ!』


なんて、ハウスメーカーの営業マンなんかが
強烈にプッシュしてくるわけです。


前編はここまで!


次回の後編では、


営業マンの言うとおりに、
ボリュームゾーン真ん中の年収500万円の人が


めいいっぱい住宅ローンを借りたらどうなってしまうのか
具体的に見ていきたいと思います!



 

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一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 横山千穂