不動産実務検定ブログ

2022/07/03

『【コロナ破綻急増】住宅ローン破綻をブラックリストに載らずに回避する方法 <後編> 』 



みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です!


前回よりお届けしております

 

『住宅ローン破綻をブラックリストに載らずに回避する方法 』



今回は <後編> になります!


▼住宅ローン破綻をブラックリストに載らずに回避する方法 <前編>
https://www.j-rec.or.jp/blog/487



後編では、

 

現在の各金融機関の対応はどうなっているのか!?



からお伝えいたします!


たとえば 住宅金融支援機構 では、


返済の延長による毎月の返済額を減らす返済特例や
ボーナス返済を見直すなどの対応をしています。


条件によっては返済期間は最長15年延長できる他、
元金の返済を3年間据え置く対応をしています。


ただ、これは返済を猶予してもらうだけで
根本的な解決にはなっていないんです。


というのも、


15年間返済を伸ばしてもらっても
その分の金利は払うわけなので、

 

結局、総返済額は増えてしまいます



また、元本を3年間据え置いてもらっても
その期間の金利はかかってしまっているので

 

こちらも返済額は増えてしまいます



一方で 民間の金融機関 についても
金融庁の指導がありますから


柔軟な対応をしてくれるとは思いますが、
各行の具体的な内容はわかりません。


なお、基本的な対応としては
まず返済の申し出があった場合、


向こう6ヶ月元金の返済を据え置いて
6ヶ月後にその時の状況を踏まえて対応する


としている銀行が多いと思います。


ただ、去年すでに返済猶予を申し出た人は
すでに6ヶ月がたちますので


場合によっては自宅を処分せざるを得ない状況も
あるのではないかと想像します。


具体的には、


自宅を任意売却するか、
銀行に競売に掛けられるケースも


多くなってくるかもしれません。


結局今返済を猶予してもらってもコロナの影響で
収入が減って今後も収入の回復の見込みがない人にとっては


最終的には法的整理でローンを踏み倒すか、
最悪自己破産をするしかありません。


しかし、そうなると困ったことになってしまいます。


そうです、

 

ブラックリストに載ってしまうんです



ブラックリストに載ってしまうと
どうなってしまうのかというと


カードも作れませんし、


向こう10年間は新たなローンを
組むこともできなくなってしまいます。


そこで金融庁は昨年10月に
東日本大震災などに適用していた

 

「自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン」



を、今回のコロナにも適用することになったんです。


収入が減ってしまって
今後収入が回復するかしないかわからない人は、


この特則を利用するといいかもしれません。


この特則の目玉は大きく3つあります。

 

① 弁護士費用がかからないこと



通常法的手続きには弁護士等への経費がかかりますが
それらが不要になるということです。

 

② 財産の一部が残せる



例えば自己破産をすると手元に残せる現金は
99万円だけになってしまいますが、


この制度を活用すれば数百万円の資産を
残せる可能性があるんです。


そして最後の目玉はなんといっても

 

③ ブラックリストに載らずに債務を整理できる



この特則を利用して債務整理をしたことは
個人信用情報として登録されないので、

 

近い将来新たな借り入れに影響することがないんです



適用要件は、


住宅ローンの場合は2020年2月1日以前に
負担しているローンということになります。


具体的な手続きの流れとしてはまず、
ローンを借りている銀行の窓口に手続きの開始を申し出ます。


銀行の同意が得られたら次に登録支援専門家として登録している
弁護士さんなどに手続きを依頼します。


次に金融機関に債務整理の申し出を行うことになりますが
この時点で返済は停止することになります。


次に、弁護士などから金融機関に説明を行い、
1カ月以内に金融機関は整理内容に同意するか否かを回答します。


金融機関から同意を得られたら簡易裁判所に特別調停の申立をします。
そして、調停が成立すれば債務整理が完了ということになります。


この制度は住宅ローン破綻の恐れがある人にとってはとてもありがたい制度ですが
ローンを全て免除してくれるわけではありません。


基本的に銀行との話し合いで家を手放すことなくローンの元金を一部減らしたり
家を任意売却して残った残債の返済を減免してもらったりということを


ブラックリストに乗せることなく整理できる
ということですから間違いないようにして下さい。


いずれにしてもこの制度を使うことで助かる世帯は多いと思いますので
今住宅ローンに苦しんでいる人はぜひ一度相談してみるようにして下さい。


▼一般社団法人 東日本大震災・自然災害被災者債務整理ガイドライン運営機関 
http://www.dgl.or.jp/



最後に、ローンの借り換えをして
返済負担を軽くする方法についても軽く触れておきましょう。


この方法は収入は減ってはいないけれどもこの先、先行きがわからないので
今のうちに返済を減らしておきたいという人に有効な方法です。


もし、以前借りた住宅ローンの金利が高いままになっていたら、
ローン自体を安い金利に借り換えできれば月々のローン負担はかなり軽くなると思います。


借り換えの方法は住宅ローンを提供している銀行に相談することですが
最近はネット系銀行の住宅ローンの金利が0.4%台になっているので


住宅ローンの金利が1%を超えている人は一度相談してみるといいでしょう。


また、こちらの住宅ローンの比較サイトではネット上で
住宅ローンの借り換え相談も受け付けているのでチェックしてみるといいでしょう。


▼モゲチェック 
https://mogecheck.jp/



いかがでしたでしょうか?


今回は住宅ローン困窮者が急増している理由と、
住宅ローンの返済が困難になった時にどうすればいいのかを解説しました。


少しでもお役に立てれたならうれしいです♪



 

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一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 横山千穂