不動産実務検定ブログ

2022/04/12

『会社員大家VS銀行員の闘い』<前編>



こんにちは。大田SGの花咲美樹です。

先日、NHKで放送されたドキュメンタリー番組「逆転人生」の最終回、ご覧になりましたか? 

地銀・スルガ銀行によるシェアハウスへの巨額不正融資事件
「かぼちゃの馬車事件」と戦ったサラリーマンがテーマでした。

その事件とは、スルガ銀行が不動産業者と共に価値の低いシェアハウスに投資させるため、
およそ1000人の投資家に総額1500億円を不正に貸し付けていた事件です。

2014年頃から運営管理会社のS社によって「かぼちゃの馬車」というシリーズ名の
新築シェアハウスが販売開始され、僅か4年後には経営が傾いて、

物件オーナーへのサブリース賃料(定額の家賃支払い)が
S社から未払いとなったのが事件の始まりでした。

オーナー(投資家)がS社からサブリース料を受け取れる条件は、
スルガ銀行から融資を受けることでした。

スルガ銀行から、高金利(3.5~4.5%)で高額な資金(オーバーローン)を借り入れ、

物件を購入していたので、突然のサブリース賃料未払いによって
銀行へのローン返済が不可能となり騒然となりました。

S社が早々に倒産したのは、裏の首謀者であるスルガ銀行が要因と言われています。

スルガ銀行が不動産仲介会社へオーナーの申請書類の改ざん指図を行っていたこと、
嘘の書類で不動産評価以上の融資を行っていたこと、
工事請負会社や運営会社S社から高額なキックバックを受け取っていたこと等…。

組織ぐるみの不正が、次々暴かれていきました。

番組ではそれらの不正を暴く
「シェアハウス詐欺の被害にあった会社員オーナー達の戦いと大逆転劇」が、
再現ドラマ形式で分かり易く紹介されていました。

それまで、スルガ銀行は顧客から裁判で訴えられても負けたことはなかったそうです。
シェアハウス事件でも、自分達が負けるとは思っていなかったはずです。

ただ、今回は被害者が現役サラリーマン。
200名以上が集団となって戦ったことで逆転勝利出来たのだと思います。

日頃から組織の一員として動いている会社員達だからこそ、
リーダーの下で弁護団や仲間と一致団結して行動出来、結果を導けたのだと思います。

実は、花咲もかぼちゃの馬車の詐欺被害にあった一人で、現在もスルガ銀行と交戦中です。

放送を観て、被害者の会のデモに参加したことや、スルガ銀行の株主総会に
出席する為に株を購入して株主総会に参加したことなど、苦い思い出として蘇ってきました。

シェアハウスの詐欺の被害にあったのは、当時の花咲も含めて、
不動産投資を始めて間もない素人投資家。

不動産業者の無料セミナーに参加し、書籍を数冊読んだ程度の初心者でした。





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今回はここまです。

次回もお楽しみに!

▼J-REC東京第1支部 花咲美樹
https://www.j-rec.or.jp/koushi/show/195


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